新型コロナウイルス緊急事態宣言が全国的に明け、人々の思いは「緊張が解けて普通の生活に戻れる」との楽観論、また、「 緊急事態宣言が明けたとしてもすんなり元に戻ることなんてできる はずがない」との慎重論と大きく分けて二つに分かれると考えられます。
子供たちはそれぞれの性格にもよりますが、 親御さんというか家庭内のコロナに対する考え方の空気感が微妙に 影響してきているはずです。
春休み、夏休みなどしっかりとした区切りがあって、 計画的に過ごせば楽しくも勉強になる、 また、サッカーに関してもトレーニングと試合など、 やり方によっては自分自身の成長などを自覚できる期間があるはずな のですが、計画を立てたくても環境や行動制限など制約が多く、 誰も経験したことのない時間の組み立て、 精神のコントロールなどなどモチベーションを保つ事もままならな い状況が続いたと思います。
このような状況において、いきなり学校生活やスポーツなどグループや集団での活動に、すんな り入って行くことのできない選手が出てくるのも当たり前の事と思 われます。
そんな時、大人はどの様に対応していくべきか?
いきなり前と同じことを求めても難しいはずです。
徐々にという選手、 今までと変わらず流れに入る事の出来る選手をしっかり見極め、 それなりの対処をしなければメンタルをやられてしまう事も考えら れます。
繊細に、かつ、ゆっくりをベースに、 選手たちを元の軌道に乗せられる様にしていきたいと思います。
もし、ご家庭や学校生活において気になる様な事象を見受けられたら、 遠慮する事なくスタッフに相談というか情報を教えていただければ と思います。
以上の事を踏まえながら、 緊急事態宣言下でのそれぞれの行いが違う様に、 これが明けた時のリバウンドもそれぞれが違うということをしっか り理解して夏を迎えさせたいと考えています。
今後とも選手達の為に、我々大人が良い手助けが出来るようにしてい きましょう。
小崎 峰利