2020年4月7日火曜日

察しの文化

日本は昔からおもてなしなど、気配りを重んじてきた文化がある。

私の座右の銘である”予測と配慮”も、色々なことを予測してそこに気配りをしましょう、という考え方である。

サッカーにおいても、パスの受け手がどの様な態勢で、どの様なスペースでボールを受けたいのか予測し、ボールの転がり方や回転を考え、受けやすいボールを配給する。

このように考えると、予測と察するは同義語である。

しかしながら、サッカーではなく一般的な生活の中において、色々な事を察する事の難しさ。

ある選手と違う選手に同じ指摘をする時に、相手の感受性や性格を察して、どの様なアプローチをすれば良いかを考えてアプローチをしてきた

そういう考え方でいけば、察するという事の重要さが分かってくる。

また、相手の気持ちを察しながら物事を進めていくという社会人時代に培ってきた事が、指導者になって存分に発揮出来ている事も事実。

今後、選手にも若い指導者にも”察する”ことの大切さを説いていこうと思う。
小崎 峰利