2019年1月31日木曜日

2019年育成に思うこと

2019年1月日本サッカー協会主催のカンファレンスに参加した。

すべてのカテゴリー、すべてのライセンスの1,000人を越える指導者が集い、ワールドカップの分析を中心に優勝したフランスの取り組み、初出場を果たした小国アイスランドの取り組み、サッカースタイルの変遷などなど、非常に興味深い内容が盛りだくさんであった。

その中でも印象に残ったキーワードが”教育”という言葉。

各国において、それぞれの教育があり、日本においても日本特有の特徴をどのように教育していくのか?

私は、育成年代の指導者としてサッカーに取り組む少年少女にどのように”教育”していくことが大事か、改めて考えさせてもらうことができ、また、私が取り組んできたことに改めて自信を深めることができた。

究極の教育は、”意識”と”行動”、”自信”と”その気”。

子供には色々と能力の差がある。

差があるとはいえ、その能力を確実にレベルアップさせてあげるには、選手自らがやる意義と意識を持たなければ、能力の限界まで行くことは到底できない。中途半端は特にいけない。

小学生は夢がある。中学生になると夢と現実の狭間で中途半端になる。この時期である中学でこのことを”教育”して、さらに高校に繋げていくこと。これが大事。

サッカーのスキルも戦術も意義も分からず意識も低ければ、せっかくトレーニングしても自分自身のものになるには時間も足らないし、ただ黙々とトレーニングしているだけでは能力の高い選手はもったいない。もっともっと色々な事に意識をもって臨ませ、能力があまり高くはない選手が意識も低く、色々なことへの行動が伴わなければ何につけても中途半端という状況に陥る。

育成年代の指導者の究極の指導は”教え育む”であると思う。
小崎 峰利

2019年1月16日水曜日

言葉

Jリーグ発足から早25年を過ぎた。
 
"ゴールデンエイジ" "スキルが大事" "勝たなくてもいいから" "痛かったら休みなさい" "ポゼッションサッカー" "ドリブルサッカー" "規律" "オープンスキル" "クローズドスキル" "コミュニケーション" "デュエル"などなど、色々な言葉に刺激を受けながら指導をしてきた。
 
こうしたなか、ただ言葉に惑わされてきた指導者も多いと感じる。
 
一つ一つの言葉には重要な意味があり、そのすべてが育成年代には必要というか、理解させる必要があると思っている。
すべてを理解させ、必要性と重要性を説き、日々努力する事の、これまた重要性を言い続け、実行させることの難しさ。
 
これが出来なければ、サッカーの基本は出来上がらない。
 
言葉は大事。
 
この世に出てきた言葉を、指導者がしっかり理解し、また、分析をし、それぞれの感性を持って子供たちに落としこんでいく。この作業は並大抵ではない。
 
作業以前に指導者の感性も大事。
 
この感性と作業の差が、チームの勝敗ではない差に表れていくと思われる。
 
今日からも頑張ろう。
小崎 峰利