2021年8月25日水曜日

熱中症

8月は雨が多かったとはいえ、今年もとんでもない暑さの夏であった。

7月初旬、ちょっと肌寒い雨の日が少し続き、突然その暑さはやってきた。

大学生の朝9時30分キックオフの練習試合。選手の動きが何となく鈍い感じがする中、WBGTの数値を測る事なく一試合を行った。

試合後半になって、明らかに動きが鈍くなった選手にコーチが声を掛ける。
今年入学した一年生。
体力的にも暑さ的にも体力と耐力はまだ分からない。

コーチが再度ピッチから出るように指示するも「大丈夫です」と言い頑張った。
悪い予感がしたため、試合終了後観察していると、しばらくしてから手足の痙攣等熱中症の症状が出たため、救急車を呼ぶ事になった。

最終的には点滴などの処置を施し大事には至らなかったが、この状況を見ると我々指導者はとんでもない難しい判断を下さないといけないかもしれない。

現在のコロナ禍で現生の人間が経験をしたことのない感染症に加え、温暖化によるのかとんでもない暑さとの戦いの中での競技。

選手の安心安全をどのように確保していくのか、今までの経験や厳しさ、また、今までの正解とされた判断が正しいとは言えない局面を迎えている。
小崎 峰利

2021年8月5日木曜日

学ぶ事を学ぶ

以前から色々な表現で話をして来た。

サッカーにしても、社会生活にしても、学校生活にしても、指導者が勉強し、また、色々なサッカー観を持って教えて来たにも関わらず、個人の技術は身体で覚えて来た事が多いと思われるが、サッカーや生活の中においての考え方や動き方、ポジショニングなどなど教えても学べない選手のいかに多いことか

素晴らしい身体や能力があっても、学べない選手は決して上にはいけない。

よく観察をすると、そのような選手は学び方を学んできてはいないのではないか、という事を強く感じる。

中学生にしても、高校生、大学生にしても、まずは学ぶ事を学ばないと社会やサッカーに太刀打ちできない。
もう一度学ばせるためにコツコツと説明していこう。
小崎 峰利