2022年5月20日金曜日

やらせることなかれ

昔は、やらせてきたな。

現代は、やらせちゃダメなんだな。

長い事教えて来ていると、教え方に違いが出てくる。
確かに、やらせないとダメな選手がいるにはいる。

しかしながら、やらせるのでは無く、やっていただく。
やっていただくということは、やらなくてはダメなのだと本人が気がつくのだ。
ここがミソ。

現代は、誉めて伸ばすということをよく言う。
褒めて伸ばすのでは無く、褒めることによって、やらなくてはダメなのだということに気が付く

昔は、やれやれと言ってやらせて来た。
やれやれと言うことで、やらなくてはダメなのだと気付かせる。

やり方は正反対だが、目的は一緒。
どちらも「やらなくてはいけないんだ」「やるべきなんだ」となる。

結局やるのは本人。
我々の仕事は、どこかのCMにあったように選手のスイッチを入れてやることなのだ。
スイッチの入れ方がちょっと違うけどね。
小崎 峰利

2022年5月13日金曜日

人を動かす

サッカーにおいてというか指導者において、また、選手間でのコーチングにおいて、”人を動かす”にはどうしたらよいか?

社会人時代でも、子育て時代にも、はたまた指導者なりたての頃は「やれ!」とかなど、よく命令してきた。

選手の間でも、「何でできないんだよ」「やれよ」など何か命令口調が散見される。

物事の本質は、やる事に対しての理由が必要。

この理由が分からないというか、必要性を真剣に理解して始めて「やらなければならない」になっていく。

人を動かすには命令ではダメ。

何で動かなければならないかの理由と必要性をトコトン理解させるようにすれば、自ずと実力が上がる。
小崎 峰利

2022年5月11日水曜日

FWの適正?

トレーニングやゲームの中で、ポゼッションのトレーニング、また、ゲームであればボールを奪ってから攻撃に転じた時のFWの動きのみを注視していると、最も近くにいるサポート選手は別にして、ボールホルダーに知らず知らずの内に近づいて行く選手と、何故かしら離れて行く選手を見かける。狭いスペースでボール回しなどをしている時にもこのような現象を見かける

もちろん、年齢が上がれば当然のことのように次のポジションを取ろうとして離れていくのは理解できるし、年齢が上がって教えられれば当たり前のようにできる行動である。

幼稚園などでサッカーをやらせるとダンゴ状態になるのがこのような現象。
ボールに寄るのは本能なのである。

しかしながら、攻撃の本能として、いずれこのスペースにボールは来るであろうという感覚(本能)がある選手もいる。

次の次を狙う本能のある選手を、小学校低学年で探すのは楽しいと感じる今日この頃。
小崎 峰利