2022年9月20日火曜日

ストレス

最近、様々な年代の様々な指導者のコーチングの言葉や声のトーンや声の質、はたまたコーチングのタイミングなどを聞いていると、選手たちがストレス無くしっかりと頭の中に入れ込める状態か否かを考える。
そうすると、指導者の口調やタイミングでストレスをきえているんじゃ無いかと思えるシーンに見えてくる事もある。

昔は、怒鳴ることも当たり前の時代があったのも事実。
しかしながら、長年教えられる選手目線で見る事が多くなってきた現在は、指導者と選手の教える教えられるの関係を色々な角度から眺めると、教える側の指摘と熱量が教えられる側からみると、ストレスを感じてしまって中身がスカスカの状態の選手も散見される。

この様な状況が続けば、指導者、選手共にストレスを抱えることになる。
いくら言っている事が大切かつチームや個人にとって重要な事でも、受け取る側にストレスがかかって選手が吸収できなければ、優秀な中身の指導でも優秀かつ信頼される指導者にはなれない。

指導者は、コーチングの中身と選手がストレス無く聞く事ができる口調やトーン、それと語彙力を高めなければならない。
絶対にヒステリックにコーチングしてはならない。

今一度、自分のコーチングを客観的に見直してみることも必要である
小崎 峰利

2022年9月1日木曜日

優しい性格

「あの子は優しいからね、戦えないんだよなあ。」とか、

周りの選手からやコーチから厳しく言われると、萎縮をしてしまう選手の多い事。

スキルが高くても性格からくるものなのか、大胆なチャレンジが出来ない選手が数多くいる。

しかし、沢山の選手を見ていると、このような選手は何となく物足りないが、親からすると本当に手の掛からない、また人に優しく思いやりのある子が多いのも事実である。

指導者としては本当に物足りなくはあるが、親目線で考えたり、将来像を見てみると、人として良い感じの大人になっていくだろうなと勝手に想像している自分もいる。

あるJリーガーで今はオジサンになっている選手と話をした事がある。
「タッチラインを跨いでオンザピッチになった瞬間に闘う鬼になるんですよ!小崎さん。」
「タッチラインを跨いでオフザピッチに出たら人を思いやれる人間になるんですよ。」と言っていたような記憶がある。

ある意味二重人格の様な感じではあるが、それ以来優しく物おじをしてしまう様な選手には、この話をよくしてきたものだ。

サッカーとは、人生とは、ある所では戦い(闘い)、ある所では優しく思いやりのある性格になれる事が望ましいと考える。
小崎 峰利