2023年2月22日水曜日

我慢と成長

人間は、我慢をすることや苦労をすることの方が成長するものなのだろうか? 

歳も取ってきて考える。
楽しいことをやりながら、また、美味しいものを食べながら生きてけないものだろうか?

美味いものばかりを食べすぎると、身体には決して良くはない。 
運動をしなくて美味いものばかりを食すれば、見た目も太り、内臓にも良くはない。
ワンちゃんでも人間の食べるものと一緒のものを食すれば、寿命は縮まると言われる。 

私たちサッカーマンも、我慢もなしに楽しく楽なトレーニングばかりでは、決して上手くも強くもなれないはず。

やはり我慢は必要。 苦労も必要。 厳しさも必要。 
ある意味、昔から言われる「苦あれば楽あり」、 これが成長の元にあるのは間違いのないところである。
小崎 峰利

2023年2月6日月曜日

明るく厳しく!

指導方法として、「肯定をしながら否定(ウィークポイントの指摘)をする」「否定をしながら肯定をする」という手法をとってきた。

さらに、選手ごとに細かくその比率を変えて話をしてきた。

指導者は、個人に対してのアプローチとチームに対してのアプローチを考えなければならない。
その中で、スキルに対してのアプローチ、メンタルに対してのアプローチなどなど様々なシチュエーションがある。

今まで色々な場面で色々な指導者を、また、色々なカテゴリーで色々なトレーニングトークやベンチトークを見聞きしてきたが、私は表情、声のトーンを含めて「明るく厳しく」という空気感を作る事に心血を注いできた。
それによって選手の目の輝きを含め、サッカーという競技に真剣に向かう事の出来る選手が少しずつ増えてきたと感じている。

とにかくトレーニングの雰囲気は大事。

明るいだけでの空気感では緩い。
かといって厳しいだけで緊張感でピリピリでも持たない。

指導者は、トレーニングから試合までの空気感をしっかりコントロールできるのが一番。

私は、”今は濃く” ”ここからは少し淡く” ”ここは濃いを通り越してピリピリした”などの空気を意図的に作れるようになってきたと考えている。

しかし、そろそろ指導者人生終盤に差し掛かる。
このような感覚を早く持てる若手の指導者がどんどん現れて欲しい

現代の子供達は、我々年寄りが生きてきた時代と違って耐力が簡単に身につく時代背景ではない。
これを理解しなければ現代の指導は難しいと言われる所以である。
小崎 峰利