最近は、誉めて伸ばす事が主流になってきている。
昔は、良くも悪くも叱咤しながら伸びてこい、というのが横行というか基本の時代があった。
私の時代はそれをベースに現代の指導の仕方になりつつある。
しかしながら、振り返ってみれば私自身は今も昔も何も変わっていないと考える。
確かに昔は叱咤する事の方が多かった気がするが、良い事はいい、 悪い事は悪い、 何が良くて何が悪いかを判断する我々指導者は良い悪いの区別を勉 強し続けなければ務まらない。
それと共に、選手の性格を理解しなければならない。
叱咤する事の方がプラスになる選手もいれば、 叱咤する事にアレルギー反応を示す選手もいる事を知らなければな らない。
特に現代は、そのような人間が増えてきている事を肌で感じるように なった。
怒られる、叱咤されることに慣れていないというか、 叱咤する事がいけない事、 叱咤してはいけない事として扱われている感が否めない。
そうじゃなくて誉め方、叱り方を学べば事は済む。
人を伸ばすことの難しさは今も昔も変わらないが、 私は昔からそれが比較的出来ていたように感じるのは、ただの自己満足だろうか。
小崎 峰利