2019年10月4日金曜日

真面目の基準

毎年3月に開催される名古屋フットボールクラブの卒業式となる送る会において、寄せ書きの監督の言葉として、ここ10年間くらいは「とにかく真面目にやってくれ!」と書いてきた。

その中学生が高校、大学へと進み、サッカーにおいても、学校生活においても、社会生活においても、真面目にやることがいかに難しく、しかしながら、いかに大切か、大学生の指導も行うようになって本当に分かってきた。

皆真面目にやって来たんだと思う。
しかしながら、その基準に高低差があることが分かった。

もちろん、高校での基準作りにも差があるとは思うが、その基準の高低をしっかり認識させ、また真面目の中味をいかに具体的に教えるのか。これは中学生までにやらなければいけないことと最近つくづく感じる。

大学生になっても熱心に説いてやれば、急激に大人になりサッカーもうまくなっていく。
ただ、技術は簡単には上手くならないのが少し残念ではあるが…。

上手くない選手を上手くするために、弱いチームを強くするためにやらなければならないことは、まず真面目にやることである。
小崎 峰利