2019年11月1日金曜日

マナーとモラル

ジュニアから大学生まで、育成年代全てのカテゴリーの育成に携わってきて思うことがある。

サッカーにおいてはルールがある。

オフサイドなど客観的なファウル、身体がぶつかったときのレフェリーの主観が多少入ったファウルなどルールに基づいて試合は進行する。

社会においてはルールはもちろんのことマナーやモラルがある。
マナーはシチュエーションによって異なるものの行儀、作法である。
モラルは倫理、道徳のことである。

毎年中学生や大学生を連れて遠征に帯同する。その中で見ていると、いかに公共の場でのマナーやモラルについて全くといっていいほどなっていないかを実感する。

例えばホテルのロビーや大浴場での行い。
まるで回りに人がいない中での振る舞い。

最近は、家庭内、また学校において道徳や倫理、マナーやモラルについての指導が少ないからなのだろうか。

私は20年も前からそういう場所で、どのように振る舞うかを具体的に話をして来た。
大学生にもなってと思うが、聞いてみるとそのような具体的なことを教えてもらったことが少ないと思われる節がある。このような状況のまま大人になってしまうことは不幸であると感じる。
私が歳をとったせいなのかもしれないが、最近の遠征でこのように感じることが多い。

でもこのようなことに気付く選手は、必ずサッカーの上達が早くなり、チームメイトから信頼を得る選手に変貌することは間違いないと信じている。

我が教え子達は、サッカーの中でミニ社会を学ぶ。
小崎 峰利