世の中には生活習慣病というやっかいな病気がある。
育成年代のサッカーにおける様々な動きにも生活習慣病に似た事が 数多くある。
トレーニングの中で「プレス」「寄せろ」、ボールを奪われれば「切り替えろ!」などの言葉が行き交う。
ただ、 その言葉と裏腹に寄せろと言われても現実的には寄せていない。
切り替えろと言われても切り替えているとは思えないのんびりさ。
指導者が指摘しても本人は一生懸命寄せてもいるし、 切り替えてもいると考えている。
まさに生活習慣病である。
無意識にやってしまうから、 また何気ない生活のようなトレーニングではスキルの質も上がらな いし、 サッカーにおける”闘う”という原点からは程遠くなってしまう。
特に育成年代におけるトレーニングでは、 このような生活習慣病から脱却しなくてはいけない。
小崎 峰利