8月は雨が多かったとはいえ、今年もとんでもない暑さの夏であった。
7月初旬、ちょっと肌寒い雨の日が少し続き、 突然その暑さはやってきた。
大学生の朝9時30分キックオフの練習試合。選手の動きが何となく鈍い感じがする中、WBGTの数値を測る事なく一試合を行った。
試合後半になって、明らかに動きが鈍くなった選手にコーチが声を掛ける。
今年入学した一年生。
体力的にも暑さ的にも体力と耐力はまだ分からない。
悪い予感がしたため、試合終了後観察していると、しばらくしてから手足の痙攣等熱中症の症状が出たため、 救急車を呼ぶ事になった。
最終的には点滴などの処置を施し大事には至らなかったが、 この状況を見ると我々指導者はとんでもない難しい判断を下さない といけないかもしれない。
現在のコロナ禍で現生の人間が経験をしたことのない感染症に加え 、温暖化によるのかとんでもない暑さとの戦いの中での競技。
選手の安心安全をどのように確保していくのか、 今までの経験や厳しさ、 また、今までの正解とされた判断が正しいとは言えない局面を迎えて いる。
小崎 峰利