昔は、やらせてきたな。
現代は、やらせちゃダメなんだな。
長い事教えて来ていると、教え方に違いが出てくる。
確かに、やらせないとダメな選手がいるにはいる。
しかしながら、やらせるのでは無く、やっていただく。
ここがミソ。
現代は、誉めて伸ばすということをよく言う。
褒めて伸ばすのでは無く、 褒めることによって、やらなくてはダメなのだということに気が付く 。
昔は、やれやれと言ってやらせて来た。
やれやれと言うことで、やらなくてはダメなのだと気付かせる。
やり方は正反対だが、目的は一緒。
どちらも「やらなくてはいけないんだ」「やるべきなんだ」となる。
結局やるのは本人。
我々の仕事は、 どこかのCMにあったように選手のスイッチを入れてやることなの だ。
スイッチの入れ方がちょっと違うけどね。
小崎 峰利