名古屋FC5期生の大岩一貴選手が、 今シーズンJ1ベガルタ仙台のキャプテンとしてピッチに立ってい る。
その大岩一貴選手から先日LINEで連絡があり、「 ノートを整理していたらこんなものが出てきました」との書き出しで、 私が選手一人一人に書いた年に一度の寸評の画像を送ってくれた。
ノートに書かれていること、例えば”フィジカルだけではなく、 パスコントロール技術の精度を上げ、 得意なヘディング技術を更にレベルを上げる”などと細かく指摘してあ り、それに対して「ジュニアユース時代から指摘されたことにもっと真剣に取り組んでいれば、今以上に活躍出来ていたと思います」とコメントしてきた。
私は選手全員に対して、個々のプレーレベルを引き上げるための指摘はもちろんだが、プラスαとして”どのカテゴリー、 どのレベルのチームであっても、レギュラーよりキャプテンを目指し なさい”と言い続けてきた。
選手は、今後のサッカー人生だけでなく社会に出てからの長い人生にも役に立つよう、敢えてキャプテンになって様々な角度から的確な指摘、 はたまた行動ができるようになるべきであると、私は育成年代の指導者としてスタートした時から強く考えている。
「技術的な細かいアドバイスには鈍感だったけど、 キャプテンになるということの目標は達成しました」と締めくくられて大岩一貴選手とのLINE交換は終わった。
これからの目標は日本代表のキャプテンになるような選手を育て上げたい 。
小崎 峰利