コロナ禍においてアマチュアスポーツ界は難しい局面に立たされている。
全体的には、コロナに対する考え方が徐々に何となく緩くなっている。
しかし、現状は依然として楽観できないようでもある。
人間は、自分も含めて慣れてくると甘くなる性質を持っている。
スポーツを通して社会を学ばせる。
また、競技の中においては、技術など競技力向上を目指すのは当たり前。
その中で色々なルールが設けられている。
サッカーでルールを守らなければ、イエローカード、レッドカードなど罰が与えられる。
例えば、熱中症に対する指針がサッカーにおいても、より具体的に示された。
その指針には、ある数値を超えたら競技を中止又は延期とする、というルールが設けられた。
これは今良く使われる言葉で、安心安全を最優先するという理由での事である。
育成年代の指導者にもかかわらず、運営面や勝負などに拘り、命という最優先させなければならない事を後回しにしようとする人がいる。
プロフェッショナルの世界においても、最優先させなければいけないのは命である。
コロナ禍においてはルールの設定が難しく、安心安全に行うという何となくファジーな中で判断を迫られている。
だが、熱中症など明らかに直接的に命にかかわるルールを安易な考えで守らない大人がいる事も事実である。
ここをファジーにしてはいけない。
やはりルールは守るべき必要があるからルールなのである。
改めてルールを守る事の大切さを考えていかなければいけない。
小崎 峰利