20年という歴史を振り返ってみるとあっという間に過ぎたような気がする。
名古屋FC20周年/名古屋FC EAST10周年記念式典には400名を越えるお客様に来て頂き、多くの方々に支えられてここまで来たことを実感した。
創立当初から変わらずやってきたことがある。また、全てのスタッフにも話をしてきたことがある。
それは、この育成年代は全ての選手が、それぞれの性格があり、それぞれを取り巻く環境があり、それぞれの考え方など、それぞれの基準が違う。
それを同じ方向を向かせ、それぞれの努力の基準を上げさせ、それぞれの能力の高低差があるなかで、諦めず努力を続ける大切さ、それぞれへの伝達方法を探して接してきた。
全スタッフにも十人十色を認識して、十通りの伝達方法を探せと説いてきた。
その結果、卒業しても継続し、また、OBとしてチームと繋がり続け、個々の結果を出してきたと感じる。
改めて多くの方々のお顔を拝見して、実践してきたことが間違ってなかったと感じた。
時代背景が変わってきたことは紛れもない事実ではあるが、育成年代の選手の指導には名古屋フットボールクラブが行ってきた、言葉は悪いが面倒くさいことをコツコツと続けることが何よりも大事であると思った。
今後も若いスタッフにこのような大切さを伝授し、名古屋フットボールクラブに縁のある全選手が、上手さ以上の大切なものを掴むことができ、少しでも上手い選手より良い選手になれるように今後も頑張っていきたいと思う。
小崎 峰利